和大産学連携通信 No11(2017年11月号)
公開日 2017年11月01日
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目次
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1.NEWS
2.技術紹介「アセチレン部位をもつTCNQ誘導体の合成と量子化学計算による多形生成の解析」
5.編集後記
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a)?大阪府立大学?和歌山大学 工学研究シーズ合同発表会 開催報告
?「大阪府立大学?和歌山大学 工学研究シーズ合同発表会」を開催致しました
【日時】 2017年10月31日(火)13:30~
【場所】 大阪府立大学 I-site(アイサイト)なんば 2階?C2、C3室
両大学から11名ずつ、計22名の研究者が、世界最先端の研究シーズを発表しました。
発表テーマや教員は下記発表プログラムを参照してください。
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b)?池田泉州銀行 「ビジネスエンカレッジフェア2017」/「大学等シーズ発表会」にシステム工学部の中嶋秀朗教授が高機能電動車椅子を出展致しました。
【日時】 2017年11月8日(水)、9日(木)
【場所】 マイドームおおさか
昨年10月のサイバスロン(スイス、チューリッヒ開催)で世界第4位となったRT-Moverなどを紹介しました。
また併催の近畿経済産業局「産官学金ネットワーク 橋渡しシーズ発表会」でも関連テーマで講演しました。
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c)?大阪科学技術館 特別展 「教えて!ロボットテクノロジーの世界」(小中高校生向け)に出展しています。
【日時】 2017年11月10日(金)~2018年1月8日(月?祝)
【場所】 大阪科学技術館 2階 展示場
名誉教授 八木 栄一
システム工学部 機械電子制御メジャー 教授 中嶋 秀朗
システム工学部 機械電子制御メジャー 准教授 小川原 光一
の3名の教員のポスター展示と動画映写を行っています。ご興味のある方は是非お立ち寄りください。
詳細はコチラをご覧ください。
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d)?わかやまテクノ?ビジネスフェア、WAKASAインテクメッセ 出展致しました。
【日時】 2017年11月10日(金)
【場所】 アバローム紀の国
「第26回わかやまテクノ?ビジネスフェア」と「第25回WAKASAインテクメッセ」が同時開催されました。和歌山大学では以下の5件の研究シーズの発表を致しました。
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「第26回わかやまテクノ?ビジネスフェア わかやま発技術シーズ発表会」
システム工学部 知能情報学メジャー 八谷 大岳 講師
発表テーマ:ディープラーニングを用いた環境認識
発表概要:
屋外ロボット自律走行の「つくばチャレンジ」に出場する和歌山大学リバストチームが開発した、ディープラーニングによる環境認識技術について事例を交えて紹介しました。
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システム工学部 機械電子制御メジャー 土橋 宏規??講師
発表テーマ:組立作業用ロボットハンドとその動作戦略
発表概要:
ロボットによる汎用的な自動組立システムでは、ロボットは多種多様な形状の部品を組付けに適した位置?姿勢で精確に把持する必要があります。従来は、パーツフィーダで事前整列された部品を個々の部品形状に特化した専用グリッパによって把持する方法がとられていますが、こうした専用機器の導入は部品点数の増加に伴いシステムを高コスト化します。本発表では、これを解決するためのロボットハンドと、その動作戦略に関する要素技術を紹介しました。
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システム工学部 化学メジャー 坂本 隆 准教授
発表テーマ:イッキに測る!新アミノ酸分析法
発表概要:
疾患診断や食品品質管理のマーカーとなるアミノ酸を、既存の手法の約10倍の速さで分析できる新たな手法を開発しました。20種類程度ある血中アミノ酸のバランスを調べることでガン罹患リスクを調べる「アミノインデックス?」等への応用が期待されることから、本技術に基づく分析?診断試薬キットの商品化が期待できます。
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システム工学部 社会情報学メジャー 曽我 真人 准教授
発表テーマ:スキル学習支援システムの開発
発表概要:
スポーツ、絵画の描画、楽器の演奏、書道などは、タスク中に何らかの身体動作があり、その身体動作の上手下手が、スキルの良し悪しや成果物の品質に影響を与えます。当研究室では、そのようなスキル(技能)の学習を、IT技術を用いて支援するようなシステムを開発しています。そのシステムを開発するために、KINECT等のモーションキャプチャシステムや、AR、VRなどの技術を利用します。また、VRを実現するには、Unityを利用しています。
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「第25回WAKASAインテクメッセ」
システム工学部 機械電子制御メジャー 土橋 宏規??講師
精確な把持を実現するロボットハンドに関する研究のブース展示
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e)?【予告】JST新技術説明会 告知
「和歌山大学?山形大学?高知工科大学?千葉大学」では合同でJST主催の「新技術説明会」を開催します。
【日時】 2018年1月16日(火)9:55~
【場所】 JST東京本部別館(東京?市ケ谷)
各大学から計10名の研究者が、「ライフサイエンス」「材料」の研究シーズをご紹介します。
和歌山大学からの発表分野及び教員は
「ライフサイエンス」分野
システム工学部 化学メジャー????????????????准教授 坂本 隆
「材料」分野
システム工学部 応用物理学メジャー 准教授 宇野 和行
システム工学部 応用物理学メジャー 准教授 尾崎 信彦
詳細は次号メルマガでご紹介致します。
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2.技術紹介「アセチレン部位をもつTCNQ誘導体の合成と量子化学計算による多形生成の解析」
システム工学部 化学メジャー准教授 奥野 恒久氏の技術
??ジアセチレン化合物にするための前駆体ですが、?TCNQ?骨格にアセチレン結合を導入した化合物を合成しました。TCNQ骨格はレドックス特性に優れますので、アセチレン化合物として重合反応を試みるのも面白いと思います。メルマガをお読みの方の中でご興味をお持ちの方がいらしたら、ご連絡ください。
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産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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技術相談をお寄せください。和歌山大学?産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応します。下記アドレスに申込用紙があります。/chiiki/system/system_p.htmlにアクセスし、「経営?技術相談申込書」をダウンロードしてご記入の上、liaison@center.wakayama-u.ac.jpにメールでお送りください。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している32大学と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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秋らしい季節となってきました。海辺に近い和歌山大学近くの栄谷の森でも、落葉樹が赤や黄色に色づき始めています。標高の高い高野山では紅葉真っ盛りの様で、多くの観光客が訪れていると聞きました。
さて、本メールマガジン「和大産学連携通信」もNo.11となり2ケタ台をスタートしています。No.1は昨年の7月でしたので、17ヶ月で定期発信は11刊となります。また、号外として不定期に和歌山大学の産学連携に関する各種情報を配信してきました。合わせると概ね月1のペーストとなっています。今後も益々充実した情報を配信してゆきたいと思っています。読者の皆様、今後ともご支援のほどどうかよろしくお願いいたします。(前田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
liaison@center.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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