和大産学連携通信 No7(2017,5月号)
公開日 2017年05月01日
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目次
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1.就任ご挨拶 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 伊東 千尋 センター長
2.NEWS
3.技術紹介「いろいろな路面環境で使える移動プラットフォームの開発技術」
6.編集後記
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1.?就任ご挨拶 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 伊東 千尋 センター長
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「和歌山大学産学連携?研究支援センター」のこれまでの活動にご理解?ご協力に対しましてお礼を申しあげます。新年度の開始とともに、当センターは「和歌山大学産学連携イノベーションセンター」へと名称を変更いたしました。国立大学法人化以降、和歌山大学は地域とともに歩む大学として、その立場?ミッションを確認してまいりました。この議論の中で、産学連携を教育、研究に続く第3の使命として捉え、これを前面に出す形で、まずはセンターの名称を変更いたしました。景気の回復が見られる昨今ではありますが、依然としてデフレ基調が続いています。今こそ、地域活性化に向けて産官学が有するリソースを結集する必要があります。このために、当センターでは、大学の研究シーズの公開、和歌山大学に設置されている測定機器の地元産業界への解放、そして2名のコーディネーターによる地元産業界のニーズの把握と共同研究のコーディネイトを進めてまいります。和歌山大学は従来の教育学部、経済学部、システム工学部、観光学部の4学部と災害科学教育研究センターに、地域活性化総合センター(食農総合研究所)を加え、多種多様な研究シーズの提供とニーズへの対応が可能です。地域の皆様のご意見、ご要望そして相談を和歌山大学の窓口たる当センターにお寄せいただければと考えます。今後とも、産学連携イノベーションセンターの活動へのご理解、ご支援をいただきたく、お願い申し上げます。
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a)?平成29年度 和歌山大学産学官見学交流会 開催
【日時】平成29年5月19日(金)15:00~18:30
【場所】和歌山大学 産学官連携イノベーションセンター棟
(旧産学連携?研究支援センター棟)多目的研究室
◆対象者:企業の経営者や開発担当者、自治体職員 定員:30名(予定)
◆参加費:見学会、交流会とも無料
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b)?創業セミナー開催について
和歌山県では、創業に関心のある方、創業?第二創業をめざす方を対象に、和歌山市と田辺市で「創業セミナー」を開催します。
当日は、創業支援の専門家による講演や先輩創業者によるパネルディスカッション、交流会等を実施しますので、創業?第二創業にご興味のある皆さま、ぜひ、この機会にご参加ください。
◆第1回目
◇日時 平成29年6月4日(日)13:30~15:40(交流会は16:30まで)
◇場所 和歌山大学 システム工学部(和歌山市栄谷930)
◇定員 80名
◇参加費 無料
◆第2回目
◇日時 平成29年6月18日(日)13:30~15:40(交流会は16:30まで)
◇場所 和歌山県立情報交流センター(Big?U)(田辺市新庄町3353-9)
◇定員 50名
◇参加費 無料
?お問合せ?お申込み先?
和歌山県商工観光労働部企業振興課
Tel 073-441-2760 Fax 073-424-1199
E-mail e0610001@pref.wakayama.lg.jp
http://www.sougyo.wbs.co.jp/
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和歌山県では、県内での創業者?第二創業者を対象に、ベンチャーキャピタル等から構成されるスタートアップ創出支援チームとのマッチングイベントを実施します。
マッチングの結果により、スタートアップ創出支援チームからハンズオン支援や事業提携?出資等による全国展開支援等を受けることができますので、ご興味のある皆さまは、
この機会にご応募ください。
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3.技術紹介 「いろいろな路面環境で使える移動プラットフォームの開発技術」 和歌山大学 システム工学部 知的メカトロニクス研究室 教授 中嶋秀朗氏の技術
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人や動物にとって移動は,本質機能である.同様に,機械が必要な場所に移動して作業やサービスを行えれば,そのシステムの価値は飛躍的に増大する.機械が自由に移動できるための移動体の研究を長年行ってきた.代表的な移動機構としては,車輪機構,脚機構,クローラ機構,複合機構などがある.それぞれ得失を持っているが,それらの特徴を見定めた上で,実用的な「車輪機構」に「使える工夫」を加えたのが,凹凸路面や段差などの広い範囲の移動能力を持つ移動プラットフォームRT-Moverシリーズである.RT-Moverはサイズを変えることで,工場やオフィスでの荷物運搬用,屋外での荷物運搬用,乗り物,各種作業機械の移動プラットフォームなど活用の幅は広い。
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産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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技術相談をお寄せください。和歌山大学産学連携?研究支援センターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応します。下記アドレスに申込用紙があります。
/chiiki/system/system_p.htmlにアクセスし、「経営?技術相談申込書」をダウンロードしてご記入の上、liaison@center.wakayama-u.ac.jpにメールでお送りください。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している32大学と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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今年は桜の開花が遅れましたが、4月になってきれいに咲きました。私は東北に旅行社の企画に乗って花見旅行に行きました。これまでも時々花見旅行を計画しましたが満開や開花の時期に合わず残念な思いをしてきました。しかし今年は全国的に開花が遅れたことによりちょうど時期が良い時となり、満開の桜を見る旅となり大変幸福でした。 時期を合わせるということは何事にも必要なことですね。時期が合うと少しの不具合もそれほど気にならなくなります。何事も旬が大事だと思いました。
最近和歌山大学の産学連携では企業からの相談に力を入れようと努力しています。MOBIOからの相談依頼対応も教員の先生方は積極的に取り組んでいただいています。 是非企業の皆様方の相談を持ち掛けてください。 思い立った時が機会、旬です。 我々も時機を逸せず対応していきたいと思います。 コーディネーターは種々の情報を持って企業の方々の課題解決に努力します。(鈴木)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
liaison@center.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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