和大産学連携通信 No5(2017,1月号)
公開日 2017年01月01日
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目次
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1.年頭挨拶 和歌山大学産学連携?研究支援センター 坂本 英文 センター長
2.NEWS
4.公募情報について
6.和歌山大学 客員教授紹介 関 二郎(わかやま産業振興財団 テクノ振興部長)
8.編集後記
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1.?年頭挨拶和歌山大学産学連携?研究支援センター 坂本 英文 センター長
あけましておめでとうございます。
旧年中は和歌山大学 産学連携?研究支援センターの活動に、ご理解、ご協力を賜り、誠に有難うございました。
さて、昨年は本センターのコーディネーターの増員により、地域の皆様との関係をより深めるよう努めて参りました。その一環として、教員と一体となってこれまで以上に多くのシーズ発表会や各種フェアに参加し、多数の企業の皆様との繋がりを持つことができました。本学の目指す「地域活性化の中核的拠点」としての役割を果たすためにも、今年も積極的に産業界との交流を進めるとともに、シーズの公表と地域の皆様のニーズに応えられるような活動を続けていきたいと考えています。
また、研究活動についてもいくつかの独創的な研究分野に学内支援を行っており、昨年は、その一例であるシステム工学部教員の開発した電動車椅子で、最先端技術を応用し障害者が競技に挑む国際大会サイバスロン(スイス開催)において世界4位の好成績を収めました。サイバスロン出場に当たっては多くの方のご支援を賜りました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
昨年4月に産学連携?研究支援センターのコーディネーターが中心となって本メールマガジンの発行を開始し、お陰様で軌道に乗りつつあるところです。今後とも産学連携?研究支援センター共々、御指導御鞭撻のほどお願い申し上げます。
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a)?自然エネルギーで地域を興す「有田川エコフェスタ」告知(1/29) 湯崎 真梨子 教授 中島 敦司 教授?(地域交流センターALEC)
自然エネルギーを活用した町づくりに取り組む有田川町で、エコロジカルな生活を住民が作り出す可能性について、先進地である岐阜県(地域再生機構 野村様)と和歌山大学(湯崎先生、中島先生)から3人の専門家を囲んでトークセッション(環境省CO2排出抑制事業「自然エネルギーで地域を興す」)を行います。ご関心がある方は是非お越し下さい。(参加無料、事前申込不要)
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b)「JSTオープンイノベーションフェアWEST2017」和歌山大学 出展(グランフロント大阪)
2017年2月7日,8日 グランフロント大阪にて「JSTオープンイノベーションフェアWEST2017」が開催されます。和歌山大学では以下3名が出展、プレゼンテーション致します。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。
「産学連携活動紹介」
???産学連携?研究支援センター
「地上と宇宙を融合した災害情報高度利用システムの開発」
??システム工学部 江種伸之 教授
「毎日使える防災情報提供システムおよび防災マップ作成支援システム」
??システム工学部 吉野 孝 教授
「多色発光LEDによる可視光通信を用いた災害時に利用可能な通信システム」
??システム工学部 塚田晃司 准教授。
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c)?「メディカルジャパン 第3回日本 医療総合展」和歌山大学 八木 栄一 特任教授、尾崎 信彦 准教授 発表(インテックス大阪)
2017年2月15日~17日インテックス大阪で行われる「メディカルジャパン 第3回日本 医療総合展」にて和歌山大学より2名が講演いたします。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。
■和歌山大学のパワーアシストスーツ 特任教授??八木 栄一
2月17日?(金)??11:50~12:20 セミナー会場H (インテックス大阪?4号館)
■医療用OCT光源に向けた半導体ナノ材料開発 システム工学部 准教授??尾崎 信彦
2月17日?(金)??13:30~14:00 セミナー会場K (インテックス大阪?6号館)
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d)?岸和田サテライト10周年フォーラム「地域×異世代×大学ではじめよう、じぶんと暮らしのデザイン。」開催(岸和田市立浪切ホール)
2月11日、岸和田サテライト10周年フォーラムを開催します。岸和田サテライト友の会の主催による催しです。興味をお持ちの方は是非ご来場ください。
日時:?2017年2月11日(祝日)
場所: 岸和田市立浪切ホール1F?小ホール(13:00~16:30)?多目的ホール(10:00~12:30)
内容: 式典、友の会と高校生?和大生の発表(GIS活用プログラム?主権者教育プログラム)、講演、コンサート、「未来の車いす(第1回サイバスロン大会世界第4位入賞)」デモンストレーション、岸和田高校生の地域課題探究ポスターセッションなど。
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3.COC+紹介(3)「COC+は「紀の国大学」として参加?協力機関が結集する」 COC+推進コーディネーター 児嶋 政則
本号で最終稿となりましたが、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)は和歌山県内の高等教育機関の和歌山信愛女子短期大学や和歌山工業高等専門学校に参加校として、また和歌山県立医科大学は協力校として参画いただき、各校の力を結集して学生を教育します。
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- ●JSTマッチングプランナー事業は来年度「地域産学バリュープログラム」として委託費を拡大して実施の予定
来年度予算案によると、本年度まで実施されたJSTのマッチングプランナー事業(170万円単年度)は地域産学バリュープログラムとして300万円に拡大して実施予定です。予算成立を条件に3月に公募される見込みが高いです。大学単独応募ですが、従来通り企業ニーズが重視されることには変わりがないので、和歌山大学と受託研究、共同研究されている方、あるいは大学への開発相談のある方は出来るだけ早くliaison@center.wakayama-u.ac.jpにご連絡ください。
- ●経産省は来年度「研究開発型ベンチャー企業等のイノベーション創出支援事業」(橋渡し事業)で、15億円の予算要求をしています。
本制度は橋渡し機関(和歌山大学は昨年度も認定を受けている)と中小ベンチャー企業の技術開発を橋渡し研究するものです。昨年度は助成率2/3、助成額1500万円以上1億円未満でした。また、サンプルづくり支援では300万円以上1000万円以下でした。
来年2月頃に公募が始まると考えられるので、和歌山大学と受託研究、共同研究をされている方は出来るだけ早くliaison@center.wakayama-u.ac.jpにご連絡ください。
- ●これから種々公募事業あります。相談受けます。
来年度予算では各省庁が多くの公募事業を予定しています。上記2事業以外に、例えば、「地域中核企業創出支援事業」、「サポイン」、「IoT導入事業」また「ものづくり補正」等、研究開発を実施するに当たり、和歌山大学の教員の学識、技術力、経験も役立ちますので、各企業の課題を是非和歌山大学産学連携?研究支援センター(liaison@center.wakayama-u.ac.jp)にご相談ください。どのようにしたらよいか一緒に検討します。
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産学連携?研究支援センターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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6.和歌山大学 客員教授紹介 関 二郎(わかやま産業振興財団 テクノ振興部長)
昨春(平成27年)、熊本県からわかやま産業振興財団に着任し、同時に和歌山大学産学連携?研究支援センターの客員教授として名前を連ねさせていただいております関 二郎と申します。
通常は、街中のフォルテワジマの6階にあります財団テクノ振興部にて、県内の中小?ベンチャー企業の研究?開発に関わるご相談に対応し、多種多様な事業を和歌山大学はじめ県内の大学、高等専門学校の先生方のご協力も得ながら遂行させていただいております。
私にとって産学連携の在り様に触れた記憶は古く、40年ほど前に勤務していた大学設置の全国共同利用研究センターで、大学研究者に混じって企業の研究者が理化学実験に用いる大型放射光の加速器用電磁石の磁場計算を行なうために、当時日本に数台しかなかったスーパーコンピュータを日夜問わず利用していた情景を思い出します。プロジェクトを進める手段として大学と大手企業の研究者が共同で進めると言う、当時としては稀有な状況を垣間見ました。
そのような経験の中、20数年程前に帰国後、母校から新事業推進役の誘いを受け産学連携事業の構築に参画し、現在各大学が行なっている産学連携のモデルケースとしてのビジネスライクな産学連携を遂行しました。さらに、中小企業からの研究投資を担保するために、大学と中小企業との共同研究開発に対し新たな制度を創生してくれるよう、近畿通産局(現近畿経済産業局)を通じて国に働きかけをしていたことを思い出します。当時は、「大学研究者が中小企業と共同で研究する等信じられない」と何処に行っても言われましたが、バブルが弾けたどん底景気の中で「面白い事をしている大学」の評判はさほど時間をかけずに関西から全国に広がり、母校では毎日のように政府機関、大学、マスコミからの問合せ、調査?取材の対応にてんてこ舞いの状況が続きました。
その後の産学官連携の展開は、ご承知のとおり国の科学技術政策が変わり、国立大学教員の兼業が認められ、国立大学の独立法人化、経済産業省によるTLO設置、文部科学省による大学知財本部設置等、産学官連携を取り巻く環境が目まぐるしく変化しました。
私自身は、関心が産学連携から中小企業の経営支援へと変わったのですが、過去の経歴は拭えず、前任地の熊本県の産業支援機関でも中小企業の研究開発支援に対応することが多く、文部科学省、経済産業省、厚生労働省等の各大型プロジェクトの立上げから進捗、管理を行なわせていただく貴重な経験を得ました。また傍ら産業技術総合研究所九州のマッチングプロデューサ、九州半導体イノベーション協議会の幹事、中小企業基盤整備機構九州本部の目利き委員の任に就いておりました。
私は過去において産学官の其々の職場で働いた経験もあって、各々の立場、考え方が些かなりとも理解できるものと思っております。それゆえ研究開発に当たって産学連携を検討している中小企業の方々の産学連携に関する質問、経営上の課題解決、及び研究開発のための公的資金導入に関してご相談がございましたら、どうぞ産学連携?研究支援センターまでご連絡ください。
産学連携?研究支援センター:liaison@center.wakayama-u.ac.jp
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技術相談をお寄せください。和歌山大学産学連携?研究支援センターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応します。下記アドレスに申込用紙があります。
/chiiki/system/system_p.htmlにアクセスし、「経営?技術相談申込書」をダウンロードしてご記入の上、liaison@center.wakayama-u.ac.jpにメールでお送りください。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している32大学と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
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新年あけましておめでとうございます。この「和大産学連携通信」も昨年7月の創刊以来、今回で第5号を迎えることができました。読者の皆さまのおかげと感謝いたします。
さて私事ですが、今年のお正月は天候も良く穏やかな三ヶ日でした。元日の午後、家族で初詣をすることとなり、住まい(橋本市)から酉方向(西方向)にある、かつらぎ町上天野の丹生都比売(?????)神社に参拝することになりました。ところが天野の里に入ってしばらくすると車の渋滞となり、駐車場待ちで1時間ほどかかりました。駐車できてからも参拝までが大変で、行列が外鳥居をはみ出し一般道まで溢れていました。
昔では考えられないような人だかりで、これも世界遺産登録とTVでの紹介番組のおかげかと納得しました。鳥居や太鼓橋、社殿は綺麗に塗装され、初春の木立に映えていました。日が傾き高地冷えする中、1時間余りの行列を進みやっと参拝できました。「二礼二拍一礼」の後、家族の健康?安全をお願いし、太鼓橋を背景に写真撮影をして帰路につきました。途中ふもとの「かつらぎ美嶋温泉」で冷えた体を温め、本年スタートの英気を養いました。
皆さまも今年が良いお年になることをお祈り申し上げます。(前田記)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携?研究支援センター
liaison@center.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携?研究支援センター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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