和大産学連携通信 No27(2019年4月号)
公開日 2019年04月23日
目次
1.NEWS
2.新センター長挨拶
3.研究紹介「導電性新素材の開発及び結晶構造予測」和歌山大学システム工学部材料工学メジャー 准教授?山門 英雄
4.和大産連センター活動カレンダー
5.技術相談受付けています
6.編集後記
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1.NEWS
a)?産学連携イノベーションセンターの組織変更について?
4/1(月)付けで
旧)産学連携イノベーションセンター長 伊東千尋は 新)和歌山大学長に、
旧)産学連携イノベーションセンター URAの恵下隆は 新)?産学連携イノベーションセンター長に就任しました。
b)?「MOBIO?テーマ別大学?高専合同研究シーズ発表会『プラスチック?樹脂(材料?加工)』編」 開催予告
和歌山大学から、システム工学部の菊地邦友助教の講演と実演があります。
【日時】令和元年6月19日(水)
【場所】クリエイション?コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ
技術交流室B(研究シーズ発表)? 技術交流室A(シーズ展示会場)
c)「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」開催予告
和歌山大学 システム工学部 システム工学科 機械電子制御メジャー 中嶋 秀朗教授が「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」に参加します。
サイバスロン車いすシリーズ日本2019
会期:2019年5月5日(日)~6日(月)
会場:カルッツかわさき(川崎市スポーツ文化総合センター)
主催:サイバスロン車いすシリーズ日本2019実行委員会(協力 サイバスロン/ETH Zurich)
共催:川崎市/川崎商工会議所/慶應義塾大学/和歌山大学
後援:文部科学省/厚生労働省/経済産業省(予定)
アメリカ大使館/在日スイス大使館
?サイバスロンは、障がいのある人たちが先端科学技術の結晶ともいえるアシスト機器を駆使して、日常生活に必要な動作で競う国際競技大会です。技術者と、技術を操縦する「パイロット」と呼ばれる障がい者たちは、開発の段階から協力して、レースに挑みます。であればこそ、表彰台には両者が登壇し、栄誉を分かちます。
5月5日 車いすレース(カルッツかわさき)開場10:00/開演11:00?
5月6日 シンポジウム(川崎商工会議所KCCIホール)開場12:00/開会13:00?
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2.産学連携イノベーションセンター長就任挨拶
?本年4月1日より和歌山大学産学連携イノベーションセンター長を拝命しました恵下(えした)隆です。よろしくお願いいたします。
現在インターネット(IoT)や人工知能(AI)などのイノベーションが我々の生活を大きく変えています。これらのイノベーションから生まれた“GAFA”と呼ばれる巨大なグローバルビジネスが世界の経済を推進していますが、かならずしも日本は、その流れについていけていないように見えます。また、世界の先進国では、少子高齢化によるリソース不足が深刻であり、日本はその最前線にあります。しかも、東京一極集中化が進み、日本の地方の経済?産業基盤は著しく地盤沈下しています。リソース不足を解消し、効率的なイノベーション創出するためには、”自前主義”を捨てて、オープンイノベーションの活用、国際的なコラボレーションなどを取り入れた産学の連携が必要です。和歌山の地域経済を活性化させるために、当センターでは今まで以上に大学と地域産業を連携させるとともに、知的財産権教育を取り入れた学生および職員の起業家に力をいていきたいと考えております。
私は、一昨年まで富士通セミコンダクター㈱へ勤務しており、大学との共同研究も取り入れて、新しい製品を実用化した経験があります。現在、クロスアポイント制度により本学と元の富士通セミコンダクターに所属しており、企業での経験とその時得た他の企業の人脈を活かして、本学と地域産業を結ぶ支援および若い起業家の育成に努めて参ります。地域の皆様には是非本学の資源をご活用いただくとともに、若い起業家の育成をご支援いただきますようお願いいたします。
3.?研究紹介「導電性新素材の開発及び結晶構造予測」和歌山大学システム工学部材料工学メジャー/和歌山大学大学院システム工学研究科?准教授?山門 英雄 氏
?「導電性新素材の開発」:有機物や無機物、あるいは樹脂などを組み合わせ、導電性を持つ新規結晶や従来には無い特性を持つ新たな素材を開発することを目指しています。
「結晶構造予測」:任意の原子や分子について、その結晶構造を非経験的に予測する手法の開発に取り組んでいます。
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4.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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5.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。
「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
6.編集後記
?本年5月1日からスタートする新元号が「令和」と決定されました。今回初めて国書:万葉集からの出典です。和歌山県の仁坂県知事も当時コメントされていたように、この元号名は和歌山県と関連が強いです。先ず「和」の文字は和歌山県の頭文字と同じです(私の誕生年の「昭和」についてもこのことが言えます)。また万葉集は日本最古の和歌の歌集であり、県名;和歌山県に関連した歌も沢山あります。(改めて“和歌”山県が意識されます。)
「令和」の引用となった和歌は、万葉集では梅の花の歌32首の序文にあるそうです。奇しくも和歌山県は梅の生産量ダントツの日本一で、これでも関連性は強いです。
因みに「令和元年」は本年5/1(水)~12/31(火)の8ヶ月だそうです。「国民一人一人が希望に満ち溢れた日本でありたい」との意味があると解説されてました。次の時代は持続可能な良い時代であることをお祈りします。(前田)
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連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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