和大産学連携通信 No31(2019年9月号)
公開日 2019年09月13日
目次
1.NEWS
2.和歌山大学 客員教授紹介 三河 巧?(パナソニックセミコンダクターソリューションズ株式会社?)
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a)?「2019年度 鳥取大学/和歌山大学 合同ビジネス連携交流会」 開催告知?
?今回で3回目となる鳥取大学との合同ビジネス連携交流会を開催します。
【テーマ】AI化のために必要な徹底したデータ取得を実現する技術シーズ
【日 時】2019年9月27日(金)13:30~16:30
【場 所】グランフロント大阪北館タワーC 8階Room C03(大阪市北区大深町3-1)
【参加費】無料
和歌山大学から2名の教員が講演します。
「脈波信号のみによる血圧推定法」、和歌山大学システム工学部 鈴木新講師
「再構成誤差を最小化するDeep Neural Networkの圧縮法」和歌山大学システム部 和田俊和教授
プログラム詳細、フライヤー(pdf)、Web申込などはWebサイト
https://orip.tottori-u.ac.jp/bizosaka2019
をご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしています。
b)「イノベーションジャパン2019大学見本市&ビジネスマッチング」 出展報告
今年も東京で行われた「イノベーションジャパン」に出展致しました。
両日とも多くの方々にご来場頂き、各ブースでは活発な質疑応答が見られました。
【日 時】2019年8月29日?30日
【場 所】東京ビックサイト「青海展示棟Bホール」
展示内容(4テーマ)
?情報通信分野:システム工学部 和田俊和 教授 「組み込み系DNNシステムの圧縮による高速化」
?装置?デバイス分野:システム工学部 尾崎信彦 准教授 「生体?医療イメージングに利用可能な近赤外広帯域光源」
?ナノテクノロジー分野:システム工学部 門 晋平 助教 「光吸収?散乱の波長特性を容易に制御できるナノ材料:中空銀ナノ粒子」
?情報通信分野:観光学部 木川 剛志 准教授 「Society5.0に実現に向けた次世代型観光映像の研究」
詳細は下記をご覧ください。
https://www.ij2019.jp/
「日本化学会」CSJ Journalsで、システム工学部 門 晋平先生のジャーナル掲載論文をブログにてご紹介頂きました。
ブログ:
https://www.journal.csj.jp/do/10.5555/5ebdaa05-97a5-427a-a6f6-2bf0cdd52832/abs/
twitter:
https://twitter.com/CSJjournals_jp/status/1169777234078556160
https://twitter.com/CSJjournals/status/1169777234661408768
c)「糖質応用研究コンソーシアム」第4回開催告知
?「糖質応用研究コンソーシアム」は和歌山大学教育学部准教授山口真範先生の「糖鎖研究」をコアに大学、関連企業?研究機関などが連携し、主に糖質における研究、製造技術の発展を加速させ、実社会への貢献を目指し、「糖鎖を用いて共に人類の未来へ貢献を」実現していきたいと立ち上げました。
糖鎖にご関心のある企業様、研究機関におかれましては是非ご入会のほど宜しくお願いいたします。
「糖質応用研究コンソーシアム」のご案内
◆目的:糖質における研究、製造技術の発展、実社会への貢献
◆会員対象:製造(食品?化粧品?医薬品など)企業及び関連研究者?学生など
◆申込方法:以下申込フォームよりお申込下さい。
<<「糖質応用研究コンソーシアム」申込フォーム>>
https://www.wakayama-u.ac.jp/cijr/sanka/73/
第4回 糖質応用研究コンソーシアム
今回は総会に続き、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の千葉様をお迎えしてご講演をいただく予定です。また会員の皆様からのご要望を伺い
糖質研究の可能性模索のために「分科会創設」などについてのディスカッションを予定しております。ご参加のほど宜しくお願い致します。
【日時】2019年 10月 4日(金)13時半~17時予定
【場所】和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 多目的研究室(北4号館)
※キャンパスマップ
/_files/00149785/campusmap201804.pdf
【参加費】:無料(会員限定)
13:30 総会(会計報告他)、山本先生顧問就任ごあいさつ
14:00 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
? ? 生命工学領域 創薬基盤研究部門 糖鎖技術研究グループ
? ? 上級主任研究員 ? 千葉 靖典 様 ご講演
16:00 会員様よりのご提案、コンソーシアム分科会創設など(フリーディスカッション)
<<第4回 糖質応用研究コンソーシアム 参加フォーム>>
https://www.wakayama-u.ac.jp/cijr/conso/79/
2.和歌山大学 客員教授紹介 三河 巧(パナソニックセミコンダクターソリューションズ株式会社)
?2019年4月1日付で本学産学連携イノベーションセンター)客員教授を拝命しました三河 巧です。私は1994年に当時の松下電子工業株式会社に入社し、強誘電体メモリのプロセスの開発を担当、工場導入の際には、富山県に駐在して量産化確立という貴重な経験を得ました。その後、2005年に松下電器産業(現パナソニック)の本社研究部門に異動し、新しい抵抗変化型メモリ(ReRAM)の研究開発を担当しました。2012年には、現在のパナソニックセミコンダクターソリューションズ株式会社に異動し、社外協業や産学連携を通じてReRAMの事業化を進める推進リーダーとして、現在に至ります。また、最近ではReRAMのニューロ応用として、エッジAIの技術開発を、国プロ活動を通じて推進しています。
さて、今回、和歌山大学で産学連携や知財に関するお手伝いをすることにもなった自分のベースを振り返って見ると、
(1)「知財立社」というキーワードに啓蒙されて、弁理士資格をとった専門知識
(2)本社の基礎研究テーマを事業化と紐づける事業化シナリオをサポートする活動
(3)ReRAMの事業化を進める中で得た、社外協業?産学連携?国プロ活動の経験
が挙げられます。(3)以外は私の開発の本業ではないものですが、自分の時間をやりくりして、“It’s up to me.”の精神で進めてきたものです。これらのスキルや経験を活かして、起業や産学連携を進める学生さん達や先生方と連携して、新しいビジネスモデルや知財を創出できるサポートができればと考えています。
最後に、私の趣味ですが、釣り、ゲーム、読書、アニメ鑑賞といったところです。一人息子が大学生で下宿しているのですが、ドラクエ10という離れた地でも一緒に遊ぶことができるオンラインゲームで、妻とともに家族仲良く楽しんでいます。ひと昔前なら、考えられないことですが、こういうところにも新しいビジネスチャンスがあるかもしれませんね。
3.?和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
詳細はコチラをご覧ください
4.?技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。
「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
5.編集後記
?台風15号で被災された方々、お見舞い申し上げます。
8/29(木)、30(金)、JSTとNEDO主催の「イノベーションジャパン2019」が開催されました。上記NEWSでも展示報告してますように、和歌山大学から4名の教員の出展があり、前日から4ブースの設営?運営?撤収のため参加しました。今回は従来のビッグサイトと違い、東京テレポート駅東隣の青海展示棟で開催されました。田舎者の私にとっては初めての場所で新鮮でした。
両日とも多くの来場者があり、大学シーズの資料配布や産学連携に通ずる制度説明など行いました。また、空き時間を利用して興味あるショートプレゼンやトピックセミナー等拝聴しました。大学の組織展示エリアも訪れましたが、どこも素晴らしい展示で圧倒されました。何か主軸となるシーズを持っていて大学組織としてバックアップしていました。和歌山大学もその辺の充実が必要と思いました。
予想外のことが2点ありました。初めての場所でもあり、周りに飲食店が見当たらず、ようやく見つけたコンビニでサンドイッチ?おにぎり?牛乳で昼食にしました。2点目は来場者数の予測を大きく上回る人数で、二日目の午前中に60枚余りの名刺が切れてしましました。100枚以上必要と感じました。私にとって良い教訓になりました。(前田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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