和大産学連携通信 No33(2019年11月号)
公開日 2019年11月18日
目次
1.NEWS
2.和歌山大学 客員教授紹介 山本 憲二(京都大学 石川県立大学 名誉教授)
3.技術紹介「微細構造モデル化による反射光シミュレーション技術」
和歌山大学 システム工学部 メディアデザインメジャー 准教授?床井 浩平?氏
4.和大産連センター活動カレンダー
5.技術相談受付けています
6.編集後記
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1.NEWS
a)?「ツーリズムEXPOジャパン2019 大阪?関西」?出展報告?
和歌山大学 観光学部では世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2019 大阪?関西」に出展致しました。
全般的な研究?教育活動のほか、「観光デジタルドームシアター」や「日本国際観光映像祭」に関する紹介などを行いました。またツーリズム?プロフェッショナル?セミナーでは、和歌山大学 特別主幹教授教授のグレアム?ミラー教授による「持続可能な観光指標 -観光産業における導入の利益と課題」Implementing Sustainable Tourism Indicators – benefits and challenges for the private sector や「和歌山大学観光学部が取り組む人材育成と地域連携」と題した「LIP」「GIP」などの実践型教育プログラムや、観光事業者、国際的観光機関との連携プロジェクトを通して多彩な観光人材を育成する本学部の取組みについて紹介致しました。
【日時】10/24,25(業界関係者向け)10/26,27(一般向け)
【会場】インテックス大阪 6号館Aゾーン アカデミーエリア(ブースNo : S-005-04)
詳細はWebサイト?https://www.t-expo.jp??からご覧ください。???
b)「第28回わかやまテクノ?ビジネスフェア」、「第27回WAKASAインテクメッセ」開催報告?
【日時】11/6(水) 13:05~7:15(テクノ?ビジネスフェア)
10:00~16:00 (インテクメッセ)
【会場】アバローム紀の国(和歌山市湊通丁北2-1-2)
【発表テーマと発表者】(テクノ?ビジネスフェア、和歌山大学関係)
第一原理電子状態計算を用いた物質設計 講師 小田 将人
現実世界の照明を用いた高精細な画像生成 准教授 岩崎?
生体適合性化合物を化学修飾した機能性感応膜による生体試料用イオンセンサーの開発 教授 矢嶋 摂子
雨量流出解析システムの構築に関する研究 助教 谷口 正伸
【展示】(インテクメッセ、和歌山大学関係)
"やわらかい材料"で作製したアクチュエータに関するデモ等 助教 菊地 邦友
以上のシーズ発表と、技術展示が行われました。
c)「第8回 大阪府立大学?和歌山大学 工学研究シーズ合同発表会」 開催告知?
大阪府立大学から9名、和歌山大学から8名の工学研究者が、世界最先端の研究シーズをご紹介します。科学技術の動向をご理解いただくためにも、皆様のご参加をお待ちしています。
【日 時】 令和元年12月9日(月)14:00~18:30 (交流会?17:00~)
【会 場】 大阪府立大学I-siteなんば
(大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル)
【参加費】 無 料(交流会のみ1,000円)
【申し込み】Webフォーム:http://liaison-osakafu-u.jp/form??からお申し込みください。
プログラム詳細は下記チラシ(pdf)をご覧ください。
/cijr/news/2019110100034/files/seeds2019flyer.pdf
2.客員教授紹介 山本 憲二(京都大学 石川県立大学 名誉教授)
?本年の5月より客員教授を仰せつかっております山本憲二です。産学連携イノベーションセンターの支援による糖質応用研究コンソーシアム(会長:山口真範教育学部准教授)の顧問を務めさせて頂いております。本コンソーシアムは和歌山において糖質およびその応用の研究を推進し、糖質の応用技術の向上と普及を図って各種産業の発展に貢献することを目的として、糖質?糖鎖の産業応用に関心のある企業や大学が集まって構成されています。私は応用微生物学を研究分野として長年にわたって研究に携わって来ましたが、主に微生物と糖質?糖鎖との関わりを酵素の働きの面から追い求める研究を行ってきました。これまで、大きな総合大学と小さな地方大学に在籍して、大企業から中小企業までいろいろと応用面での共同研究を行って来ましたが、いずれの企業の若い研究者も総じて元気で優秀であるという印象を持ちました。大学の研究室にいる間は本当に社会に出て大丈夫かなと心配するような学生でも企業に入れば全く憎らしい程しっかりとした企業人に変身するのにはいつも驚いていました。今般、このコンソーシアムを通じて、和歌山大学の学生のみならず、企業の若い研究者といろいろ話し合いができることを楽しみにしています。
近ごろは糖質カットとか糖質ゼロなどと言う言葉が氾濫して、糖質がまるで悪者のように扱われていますが、糖質は生命活動には必要不可欠なエネルギー源であり、生体の重要な構成成分であります。また、糖が鎖状になっている糖鎖はヒトの健康の維持や疾病に深く関わっている生体物質であり、このように私たちにとって重要な糖質?糖鎖を企業や大学の研究者のみならず、多くの方々にも深く認識して活用してもらえるような活動に微力ながら尽力したいと思っています。
3.?技術紹介「微細構造モデル化による反射光シミュレーション技術」和歌山大学 システム工学部 メディアデザインメジャー 准教授?床井 浩平?氏
本研究では物体表面の微細構造自体を再現したモデルを作成し、それに対して光線のシミュレーションを行うことにより、反射光の方向分布や分光分布を推定する手法を開発しています。
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4.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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5.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している35の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
6.編集後記
暦の上では立冬も過ぎ、朝夕は少し寒さも感じられるようになりました。日中は20℃前後と小春日和で過ごしやすいです。今年の紅葉は遅れ気味とのニュースがありました。年賀状も発売され、師走に向かって忙しくなりそうです。
自宅家庭菜園の脇に植えたマリーゴールドが満開です。歌に「麦わらの帽子…に似ている」とありますが、どうでしょうか?(前田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@ml.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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