公開日 2025年01月27日
和歌山大学大学院システム工学研究科の辻本直哉さん(博士前期課程1年、デザイン科学クラスタ)が、第19回ダイワハウスコンペティションにおいて大和ハウス工業賞を受賞しました。
受賞者/著者 辻本直哉
上下するクラシ
20年後を見据え、未来都市の「空間利用」を取り入れた住宅を提案。首都圏の土地不足や密集市街地の課題に対応するため、伸縮するブレースで床スラブを上下させ、昼は広々としたリビングやダイニング、夜はプライベート空間を確保するなど、家族のライフスタイルや時間帯に応じた柔軟な空間利用を実現した。限られた土地でも快適な暮らしを可能にするこの住宅は、人が動くように建築も動く仕組みを持つ、未来の住まい方を探る新たなプロトタイプである。
>>第19回ダイワハウスコンペティションは、学生のみならず若手建築設計科の登竜門的な建築デザインコンペである。審査員も非常に著名な建築家で構成されている。その中で、多くのプロ設計家よりも本学学生が上位で受賞したことは特筆される。なお、受賞作品は他大学学生(田村瑞樹氏,豊橋技科大学M1)との共同作品で、辻本直哉さんの分担は、基本コンセプト立案/設計、設計図の作成であった(田村氏はプレゼン担当)。
なお、この功績を称え、辻本直哉さんはシステム工学研究科長表彰の対象者に決定しました。