物質の特性を極限まで探究する
物質を構成している原子や分子は、ミクロの世界を支配する量子力学という不思議な法則に従っています。物性理論研究グループでは量子力学をもとに、紙と鉛筆とコンピュータを用いて、物質の様々な特性を極限まで探究することを目指しています。たとえば、混晶化することによる半導体物性の連続的制御の理論指針、半導体発光素子の効率向上および劣化防止法の提案、量子ビーム照射によるナノ構造作製の機構、表面/界面制御による電気伝導制御の機構、有機/生体高分子と無機半導体のハイブリッド素子の提案、などを対象に幅広く研究を行っています。